学校教育への協力
未来を担う子供の教育が最も重要な課題だと考える会社は少なくありません。
そういった会社が取り組んでいるのが、学校教育への協力です。授業だけでは知りえない事や体験できないことを子供たちに提供し、結果的に社会への貢献として繋げていきます。
内容は、各々会社の特色を活かした活動内容となっています。例えば、食品を扱う会社なら店舗見学や体験学習を積極的に受け入れたり、海外の貧しい子供たちへ給食を送ったりしていますし、化学の会社であればエネルギーと環境について出張授業を行ったりしています。Webにある教育ツール(トライサイエンスなど)を使ったり、実際に社員が子供と関わることで、学校教育への協力を形にしているのです。
学校教育への協力の狙いは、子供の教育を豊かにし、経済を任せ、可能性を広げてあげられるようにすること。そしてこの活動を通して、会社の事業拡大や利益にも繋げていけるようにすることです。
これだけの多くの協力がなされている背景には、会社や個人のためという理由だけではなく、日本が抱える社会問題があります。
学校教育に力を入れる背景
今、日本は少子高齢化であると言われており、年々子供の人口は減少し、高齢者の人口は増加し続けています。
このままでは、今まで日本の社会を支えてきてくれた高齢者の方々への年金も満足に払えなくなります。もちろん、日本経済も低迷状態に陥るのは想像に容易いことです。そこで、今元気に働くことができている20代~50代の大人が奮起する必要があります。
日本のより良い未来のために、可能性を持つ子供たちへの教育協力を惜しまない。それは未来の自分たちへの投資にもなるからです。
学校教育も大切な社会貢献ですが、もう一つ、子供たちにとって大切なことがあります。
それは、今働いている私たちが希望を持って取り組んでいる姿勢を見せることです。もちろん見せかけだけではいけません。心から楽しんで、意味を持って仕事をしている姿を見せましょう。
希望を持って働く
生まれたばかりの赤ちゃんでも、周りの様子が理解できると言います。
いつも喧嘩ばかりしている両親のところに生まれた赤ちゃんは、この世界はとても嫌なところだと思って育つので、その後の成長に悪影響が出るそうです。一方、いつも笑顔の絶えない温かい両親のところの生まれた赤ちゃんは、この世界はとても幸せなところだから安心だと思うのだそうです。
そう、私たち大人が嫌な顔をして働いているところを見ても、子供たちは未来に希望を持ちません。子供たちに明るい未来を歩んで行ってほしいのなら、まずは大人である私たちがこの世界に希望を持つことが大切なのです。