会社四季報が読めるようになるには

四季報の読み方を知る

投資の中でも多くの方がチャレンジしているのが株式投資です。
株式投資に関心がある方、また株式投資をスタートさせようと思った方にとっては四季報は言葉だけでも知っていることでしょう。
多くの投資家が実際に四季報を参考にしており、株式投資を行う際には四季報は欠かせないアイテムだといえます。
実際に四季報の内容によっては株価が上下することもあり、影響力が高いものなのです。

ただ四季報に掲載されている数字をどのように投資に活かしたらいいのかわからないという方も多いものです。
数字の羅列についたじろいでしまったり、難しいと判断してしまう方もいます。
しかしポイントを押さえておけば、一見難しそうに見える四季報も少しずつ読んでいくことができます。

またそれによって財務状況は健全なのかどうか、今後株価が上昇するのか推測しやすくなります。
四季報を株式投資に活用していけば、銘柄をスムーズに選んでいくことができます。

掲載されている項目について

四季報には企業に関する情報が掲載されていますが、どれも重要なものばかりです。
その中でも特に注目したい項目があります。
まずは社名や特色、事業内容といった基本項目は確認しておきたいところです。
また業績記事が掲載されており、これは東洋経済の記者のコメント、株価の上昇予測に役立つ記事も掲載されています。
さらに企業の業績に関する具体的な数字が掲載されています。

株主の構成や大株主といった株主に関する情報、財務状況、株式分割の履歴、株価チャートなど、様々な項目について、四季報では掲載されており、どれも銘柄選びのために必要な情報となっています。
それだけに株式投資を始める際には四季報が必須となってきます。
ただ情報が多く参考にしにくいと初心者の方は思うことでしょう。
まずは特にチェックしたい項目を注目してみるといいでしょう。

注目したい項目について

企業の個別ページを見る際に特に注目したいのが1株あたり当期純利益です。
1株あたりの利益を示しており、収益性の判断ができます。
また同時にチェックしたいのが1株あたりの配当金額です。
1株あたりの配当が1株当たりの利益と比較して小さいかどうか確認する必要があります。

業績欄では、純利益だけではなく営業利益や経常利益も必ずチェックしておきたい点です。
純利益がプラスでも、営業利益や経常利益のマイナスが続いている企業もあり、こういった企業には投資しない方が安心です。
さらに財務状況欄ではキャッシュフロー、自己資本比率、ROEをチェックすることが大切です。
キャッシュフローや自己資本比率を見ることで企業の財務の健全性を推測でき、ROEは企業の収益性をはかる指標のため、この項目も重要なポイントです。