【中国の上場企業】2017年広告費トップ10

中国の上場企業の10位から5位

経済発展が著しい中国ですが、中国の国内市場上場企業についてはあまりなじみがない方もいることでしょう。
今後の経済発展も注目の中国について、上場企業がどういったものなのかを知ることが大切です。
上場企業の中でも特にトップの位置にいる企業を知るために、経済サイトである中商情報網が伝えた、広告費が高い企業トップ500が役立ちます。
このトップ500から中国経済の内部事情を探り、日本の経済をより詳しく理解していくことができます。

トップ500について、首位に立ったのは自動車となっています。
広告費が1億元を超えた企業は139社あり、さらに5億元以上は32社、10億元以上は11社となっています。
まず10位は比亜迪で、自動車を製造している企業です。
1995年に深センで創業し、現在では国内9カ所に生産基地があります。
また米国、日本、韓国、インド、台湾、香港等に、現地法人や事務所を構えています。

次に9位ですが、 中興通訊となっており、この企業は1985年に深センで創業した、中国最大の通信設備会社です。
現在ではスマホなどの端末も生産しています。

8位は人福医薬で、医薬品を製造している企業です。
1993年に武漢市で創業し、1997年には製薬工場を稼働し、医薬品に進出しています。
現在では医薬品業界の主導的存在と成長している注目の企業です。

7位は瀘州老窖で酒造メーカーです。
2006年に国家級非物質文化遺産に登録され、2018年には香水への進出を発表しています。
6位は広汽集団で自動車製造企業です。1997年に広州で設立され、日本関連では、広汽本田、広汽豊田、広汽三菱、広汽日野があります。

注目のトップ5

5位は上海医薬で、小売業に分類される企業です。
中国の医薬品の売上では首位を誇っており、1000店舗以上のチェーン店を持っています。
またインターネット通販も展開しており、6000種以上の薬品を販売しています。

4位は貴州茅台で、飲料を製造しているメーカーです。特に茅台酒は中国の国酒であり、2018年には江南大学と提携し、酒造技術の発展を目指しています。
3位は蘇寧易購で、2009年に南京市で成立したB2Cネット通販運営会社です。
2位は伊利股份で、グループの中核は内蒙古伊利実業集団有限公司となっており、1993年内蒙古自治区で創業しました。

1位は上汽集団となっており、自動車製造メーカーとして世界的に有名になっています。中国最大の自動車会社であり今後の成長も期待できます。
1位は自動車製造メーカーですが、日本と傾向がよく似ており、トップに位置している企業は自動車メーカーが多いといえます。