約束をして、それを守る
約束の重要性
“約束”の大切さは、ビジネスだけに限らず、人との関わりの中で重要なシェアを占めています。
約束の証明の方法はいくつかあります。契約書を書いたり、話し合った内容を録音・録画したり、私たちが小さい頃からよく利用していた“指きり”もその一つです。
約束事の大まかな種類としては、お互いに同じ重要性を持つものと、その比重に差があるものと2つに分かれます。
同じ重要性の場合は問題ないのですが、重要性が違った場合には気を付けなければなりません。自分にとっては些細な約束だったとしても、相手にとってはとても重要な約束だったという場合があるからです。
自分の感じた重要性に捉われず、“約束事は守る”という習慣をつけましょう。
ここで、約束をいつも守れない人と、約束をいつも守ってもらえない人の話をします。
約束を守れない人とは
いつも約束を守れない人は、そのほとんどが悪気のない、罪悪感を持ちやすい人なのです。実は、いつも約束を守れない人は“補償行為”として、守れないかもしれない約束をしています。
補償行為とは、その人の心の中や人生に不足しているものを、別の行動で埋め合わせしようとする行為を意味します。いつも約束を守れない人は、その埋め合わせのために、守れないかもしれない約束までしてしまうのです。結果守れなかった時に罪悪感を持ち、また同じ行為を繰り返すという、負のスパイラルに陥ってしまいます。
このスパイラルは自分自身で断ち切らなくてはなりませんし、約束を守れなかったことによって失った信頼を取り戻す努力もしなければいけません。しかし、全ては自分次第なのです。
約束を守ってもらえない人とは
いつも約束を守ってもらえない人は、もちろん約束を守ってくれなかった相手に対して失望します。約束を守ってもらえなかったということは、自分に何か理由があるのではないかと感じてしまったり、自分の存在を軽く見られているようにも感じてしまう場合があります。しかし、約束を守らないのは相手の都合であって、守ってもらえなかった人の責任ではありません。そういう人に対しては最初から期待をしないこと、気付いてくれる時を待つということが大切なのです。
もう一方の気持ちになって考えてみると、見えてくるものがあります。
良好な人間関係、信頼関係を築くためにも、約束を守るように心掛けましょう。