人の話をよく聞く

何か物事を成し遂げようと思った時や、社会で生きていくために、人の協力は欠かせません。けれども、皆それぞれ自分のやるべき事がありますし、誰にでも手を差し伸べてはいられませんよね。そんな時、どんな人が協力してもらえるのかと言うと、それはやはり協力しようとしている人にとって“信頼できる人”でしょう。

 

ではどういう人が“信頼できる人”に該当するのでしょうか。その一つに、“人の話をよく聞く人”が挙げられます。

ただ相槌を打てば良いというわけではありません。相手の訴えをしっかり受け止めて、相手の気持ちを理解した上で、適切な相槌を打つことが重要なのです。親子、上司や部下、友達、恋人、夫婦…人との関係性は多々ありますが、どの立場においても大切なことです。

人の話を聞くなんて当たり前、と思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし意外と、“人の話をよく聞く”という本当の責務を果たせている人は少ないのではないかと思います。

 

相手の立場になって考える

人間という生き物は、意思を持って動きます。その為、自分が思っていることと違うことを言われたり、自分の手に負えない事を言われると、それを受け止めることが難しいのです。そうしてお互いの意見が衝突し続けると、信頼関係を築くどころか、相手の顔を見ることも嫌になってしまいます。それは相手のことを理解できないために起こってしまう悲しい結果なのです。

今回は、それを回避するためのキーワードをご紹介しましょう。それは、“相手の立場になって考えること”です。

 

会社ひとつ取って見ても、上司には上司の、部下には部下の言い分があります。

しかし、“人の話をよく聞く”ことができる上司や部下は、その会話の中にビジネスチャンスを見出しているのです。その立場でしか見えない事柄や、わからないことを共有することが大切です。

「今、上司は何を考えているんだろう」「部下は何を考えているんだろう」…そうやって熱心に話を聞いてくれる人に、話をする人は自然と心を開いていきます。これが、信頼関係です。

 

部下の話

部下を持っている上司の皆さん、部下の話をよく聞くと言うことは、部下のやる気をアップさせ会社を大きくさせるチャンスです。

上司の元で働く部下の皆さん、上司の話をよく聞くと言うことは、今後のあなたの成長に繋がり、目標の為に進むチャンスなのです。

 

“人の話をよく聞く”ということは、自分の成長の糧にもなり、自分を信頼し協力してくれる人との関係を作る、絶好のチャンスです。

さっそく実践してみてください。きっと自分の中での変化に気付けるはずです。