東京都港区の上場企業
都内有数の高級住宅地が並ぶ町
東京都港区といえば、六本木ヒルズ森タワーや東京ミッドタウン・タワー、虎ノ門ヒルズといった有名高層ビルが立ち並ぶ場所として知られています。
中でも六本木ヒルズはゴールドマン・サックス・グループやApple Japanといった外資系企業の日本支社が入っているということでも有名です。
かつては「ヒルズ族」と呼ばれたITバブルに乗った企業が多くビル内には存在していましたが、バブルが終了した現在においては比較的様子はおとなしく、着実な経営をしている企業が多く入居しているようです。
ただ当時のITバブルの名残は若干残っているようで、森ビル系の大規模なビル内のテナントにはIT系サービスで急激に売上を伸ばしている企業が多く入っているという傾向が見られます。
上場企業の中でもこの港区に本社があるということは一つのステータスとなっていることから、創業時には他の地域にあった企業もある程度軌道に乗ってきた時には港区内に本社を移すといったこともあるようです。
もちろん昔から港区で長く本社営業をされている企業もあり、そうしたものの大半は世界的に有名な企業であったりします。
鹿島建築株式会社【1812】
会社名からして誤解を受けることもよくあるのですが、実は大手ゼネコンである「鹿島建設株式会社(通称:鹿島)」は東京都港区に本社を置く企業であったりします。
鹿島建築が創業されたのは1840年(天保11年)のことで、現在の東京都中央区京橋1丁目付近で建築業者として開始しました。
その後江戸時代末期~明治期にかけて大規模な建築事業を行うために「鹿島組」という組織をつくり、有名建築物の他ダムや発電所といったインフラ事業にも積極的に進出してきました。
長きにわたり今日まで大規模な建築ノウハウを備えた企業として日本を代表する存在となっており、最近では東京オリンピック関連の建造物作成や老朽化したインフラ整備などを積極的に行っています。
ちなみに社名である「鹿島」というのは「鹿島アントラーズ」の本拠地として知られている茨城県鹿嶋市のことではなく、創業者である「鹿島岩吉」からとられたものです。
コカ・コーライーストジャパン株式会社【2580】
全国どこでも購入できる代表的な飲料として知られる「コカ・コーラ」の販売を主に手掛けるのが日本法人であるコカ・コーライーストジャパンです。
コカ・コーライーストジャパンは東京都港区六本木のアークヒルズサウスタワーに本社を置く企業となっており、米国にある本社であるザコカ・コーラカンパニーの子会社として営業をしています。
コカ・コーライーストジャパンは本社ザコカ・コーラカンパニー同様の経営方針をとっており、従業員の人数が非常に少ないというところが特徴となっています。
2014年時点の在籍従業員はわずかに509人ということで、少人数での販売製造をするということによる利益の拡大化をしているという世界的にも非常に珍しい企業です。