迅速に、活発に

迅速かつ活発に

国によって、経営に対する姿勢や考え方というものは多少の違いがあると言えます。
文化圏によってはリーダーに適していると考えられる人物像にも違いがあるかとおもいますが、それでもどんな文化圏であっても優秀だと考えられる人物像というのが2つ条件としてあるといえます。

まず1つ目の条件となるのが「迅速である」ことです。
兵は拙速を尊ぶというように、経営においても迅速な行動というのは重要な要素の一つとなるでしょう。
例えば良いアイディアが浮かんだとしても、それを行動に移すのが遅ければ、他社に先行されてしまう可能性も十分に考えられます。

丁寧に考えることも重要ですが、時には迅速な行動が重要になる場合もあるということです。
では、経営者として迅速であるということはどのようにして見ぬくことが出来るのでしょうか?
精神的な迅速さを見抜くというのは簡単なことではありませんが、それが一つ現れやすいのが掃除だといいます。

掃除というのは「面倒ではあるがやらなければいけないこと」だといえるでしょう。
そういったことを後回しにせずに、迅速にすることが出来る人物というのは精神的な迅速性を兼ね備えている人物だと考えて概ね間違いはない、ということです。
子会社などの経営を任せるのであれば、自分の部下のなかから掃除を迅速に行なう人間を見つけてみるのが良いかも知れません。

もう1つの条件となるのが「活発である」ということです。
活発で元気であるというのも、経営において重要な要素となるでしょう。
経営というのはエネルギーの必要な活動であるため、これが欠けていると経営も途中で上手く行かなくなってしまう可能性があります。

さらに、活発であるということは人を惹きつける資質を持っているということでもあります。
リーダーとなるには、部下に慕われるような人間でなければいけません。
そういう人物として、活発な人間というのは最低限の要素だといえるでしょう。

迅速な人に比べると活発な人というのは見抜きやすく、ハキハキと喋り、しっかりと声を出すとこが出来る人物を探すのが最も適切です。

幹部としての育成

迅速かつ活発な人間性を持っている人が部下にいるようならば、ぜひその人には目を掛け、いつか何かしらのリーダーとして就任してもらうことが出来るように教育を施していくことが重要になるでしヴい。
これらの人間性がベースとして必要であることは間違いありませんが、その資質だけでやっていくことが出来るというわけではありません。
今後実際に任せるとなった場合に、人を指揮することが出来る能力を身につけておくということが重要になります。

経営者として、社員の動きに目を配り原石を見つけ出すこともまた重要なポイントとなるでしょう。